特約店限定

世界遺産から生まれた酵母
和歌山県工業技術センターが、県内各地で採取した147の試料の中から発見した新しい酵母。世界遺産である熊野古道・中辺地の土から採取した菌株から純粋培養したのが熊野古道酵母です。圧倒的な酸の力に無抵抗のまま支配される。前例のない酸の立ち方は、食中酒としての精度をあげています。

2004 年、世界遺産に登録された熊野古道。その主要参詣道である中辺路
なかへち の土壌から採取され、清酒醸造に適した酵母として分離されたのが「古道酵母」 。初代の古道酵母でも醸造しましたが、野生酵母らしい、酸高く野趣あふれる味わいで、その特殊性から一時的な醸造にしておりました。その後、和歌山県工業技術センターにて、より適性の高い株の分離が進められ “KODO.ec162”が生まれました。

熊野古道世界遺産登録 20 周年、新たな古道酵母でチャレンジ。いつもの車坂とはひと味違う純米酒をぜひお試しください。

 〇テイスト
林檎を思わせる吟醸香に、柑橘やハーブ、グリーン系統の爽やかな香り。快活な酸が舌の上でしっかりと感じられ、果実様の甘味やスパイス様の苦味を伴いながら、短くドライな余韻を残します。高めの酸が特徴で、個性的だが軽快、冷酒ですっきりとした飲み口。ワイングラスで飲みたい酒質。

〇ペアリング
白身魚の酢漬け、オイルサーディン、ローストポーク。酸味の効いたイタリアンやエスニックにも。