⾵の森 油⻑酒造300周年記念酒 精米30% 地酒 日本酒 奈良県 御所市
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○ 蔵元さんより ○
油⻑酒造は2019年、創業300周年を迎えることができました。⼼よりパートナーの皆 様⽅に御礼申し上げます。ありがとうございます。
享保4年(1719年)に菜種油を造る精油業から酒造業に転じ、現在に⾄るまで⽇本が 良い時代も苦難の時代も飲み⼿の皆様⽅に⽀えられこの仕事を続けてくることができまし た。これからの100年を考え、⽼若男⼥国籍問わず美味しい⽇本酒を追求し、⽇本清酒発 祥の地奈良より、技術⾰新に取り組んで参りたいと考えております。 300周年記念酒の醸造にあたり、油⻑酒造が担うこれからの⽇本酒像は何か、というこ とを考えたところ、【農との共存共栄】【醸造技術の⾰新】【酒屋さんとのパートナーシップ】 この3つが私たちが取り組んでいきたい事、そして次の時代の飲み⼿の⽅々に⽇本酒を伝 えていく為にも必要不可⽋な事だと確信いたしました。 「油⻑酒造300周年記念酒」ではこれら3つの要素にクローズアップしたお酒を造りた いと考えております。出荷時期は10⽉ごろを予定しております。

【農との共存共栄】へ向けて
現在私たちが主に使⽤している⾵の森好適⽶の秋津穂は、奈良県内の30件の契約栽培農 家の⽅に⽣産して頂いています。露葉⾵や、その他の⾵の森の醸造に使⽤する全ての酒⽶は 31年度産より⽣産者の⽅々のお名前までさかのぼれる原料⽶を使⽤できる予定となって おります。蔵と⽣産者の距離を縮め、⽣産者と消費者との距離も縮めていく事で、お酒の価 値、お⽶の価値、農業の価値を⾼め、継続的な農業へ向けて取り組んでまいります。 今回の記念酒では30件の全ての秋津穂契約栽培農家の皆様のお⽶を集めてこれを30% まで精⽶し、お酒を醸造する予定です。 契約栽培農家の30件の皆様の思いと私たちの思いを込めて造り上げた純⽶⼤吟醸酒です。
ラベルの裏側には農家の⽅のお名前と、⽣産地を記載してまいります。

【醸造技術の⾰新】への思い
奈良は 500 年前の室町時代、現代の酒造りの礎ともなる技術が確⽴した場所です。江⼾時 代の酒造技術書「童蒙酒造記」において摂津鴻池(現在の伊丹市)の著者が「夫奈良流可謂 酒根源。」(奈良流は酒造りの根源というべきものである)と書いており、奈良の⼤寺院によ る僧坊酒の技術⼒の⾼さは広く知られていました。現在は科学技術の発展が⽬覚ましく、私 たちもそれらを応⽤して酒造りに⽣かせる技術は積極的に⽣かしてまいりたいと考えてい ます。今回の記念酒では洗⽶⽔にウルトラファインバブル(3億個/ml の細かな気泡)を 使⽤し、洗⽶の⼯程を⾼度化することで、いっそう研ぎ澄まされた綺麗な酒質を⽬指しまし た。ウルトラファインバブルは今後⼤きな可能性を秘めた⾯⽩い技術です。

【酒屋さんとのパートナーシップ】への思い
現在からさかのぼる事20年前と今で⽇本酒の流通経路や条件は⼤きく変わりました。こ れから先どのような流通がベストなのかは私たちとパートナーの皆様⽅が作り上げていく 他ありません。お互いが、どんな時もお酒の飲み⼿の⽅に喜んでいただける提案や情報の伝 達と、状態の良いお酒を届ける事を⼀番に考え、造り酒屋とパートナーの皆さまがお互い無 くてはならない関係を築き上げて参りたいと考えております。

今回の「油⻑酒造300周年記念酒」は事前に受注をさせていただき、醸造してまいりたい と考えております。1つの醪から2つの記念酒を製造予定です。

パートナーの皆様と300周年を迎え、次の100年までご⼀緒できたら幸いです。今後とも よろしくお願い申し上げます。
登録アイテム数: 2件
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